就職活動をしていると、
「あなたの強みは何ですか?」
「学生時代に力を入れたことは何ですか?」
と聞かれる機会が増えてきます。
そのたびに、
「特別な実績なんてない」
「全国大会に出たわけでもないし、リーダーをやったこともない」
「アルバイトくらいしか思いつかない」
と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
ですが、強みは必ずしも目立つ経験の中にあるとは限りません。
毎日続けてきたこと。
人からよく頼まれていたこと。
困ったときに工夫したこと。
誰かのために自然にしていたこと。
そうした日常の中にも、仕事で活かせる力はたくさん隠れています。
今回は、アルバイトや部活動、サークル、学校生活などを振り返りながら、自分の強みを見つけるヒントをご紹介します。
アルバイト経験から見つかる「仕事につながる力」
「アルバイトはただお金を稼ぐためにやっていただけだから、アピールできることはない」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、少し振り返ってみてください。
忙しい時間帯に周りを見ながら動いた。
新人に仕事を教えた。
お客様から質問されたときに丁寧に対応した。
ミスを減らすために自分なりに工夫した。
シフトに遅れないよう時間管理をしていた。
こうした経験は、すべて仕事につながる力です。
たとえば、忙しい中でも優先順位を考えて動いていたなら「段取りを考える力」があります。
新人に仕事を教えた経験があるなら、「相手に合わせて伝える力」があるかもしれません。
お客様対応を大切にしていたなら、「相手の立場で考える力」が身についている可能性があります。
経験そのものよりも、「そのとき自分がどう行動したか」に注目すると、自分の強みが見つけやすくなります。
部活動から見つかる「継続する力」
部活動というと、大会での成績や役職に目が向きやすいかもしれません。
ですが、毎日の練習を続けてきたこと自体にも価値があります。
思うように結果が出ないときも練習を続けた。
苦手なことを少しずつ克服した。
チームメンバーと声を掛け合った。
試合に出られない時期でも、自分にできることを考えた。
こうした経験からは、「継続力」「忍耐力」「協調性」「改善する力」などが見えてきます。
社会人になってからも、すべての仕事がすぐにうまくいくとは限りません。
何度も挑戦しながら覚える仕事もあります。
結果が出るまで時間がかかる仕事もあります。
そんなとき、部活動で培った「簡単にあきらめず続ける力」が役立つことがあります。
サークル活動から見つかる「人と関わる力」
サークル活動では、さまざまな人と関わります。
イベントを企画した。
参加者のスケジュールを調整した。
意見が違う人同士の間に入った。
新入生が参加しやすい雰囲気をつくった。
こうした経験も立派な強みです。
社会人になると、同じ会社の中でも考え方や経験の違う人と一緒に仕事をします。
そのときに、
相手の意見を聞く。
自分の考えを伝える。
みんなが動きやすいように調整する。
こうした力が必要になります。
「自分はリーダーではなかったから」と考える必要はありません。
チームの中でどんな役割をしていたのかを振り返ってみると、自分らしい強みが見えてくることがあります。
学校生活の中にも強みは隠れている
アルバイトや部活、サークルをしていなかった人でも大丈夫です。
学校生活そのものを振り返ってみてください。
授業のグループワークでまとめ役をすることが多かった。
課題を締切より早めに提出していた。
友人から相談されることが多かった。
苦手な科目でもコツコツ勉強した。
発表の準備を丁寧にしていた。
こうしたことも、十分に強みになります。
たとえば、課題を早めに進める習慣があるなら「計画性」。
友人から相談されることが多いなら「話を聞く力」。
細かく確認しながら課題を仕上げていたなら「丁寧さ」。
自分では普通だと思っている行動の中に、周囲から見れば大きな長所が隠れていることがあります。
「強み」は自分にとって当たり前のことかもしれない
自分の強みを見つけにくい理由の一つは、自分が自然にできていることを「特別なことではない」と思ってしまうからです。
たとえば、
いつも時間を守る。
頼まれたことを忘れない。
困っている人を見ると声を掛ける。
細かい部分によく気づく。
一度決めたことは最後までやる。
こうした行動を本人は「普通のこと」と感じているかもしれません。
でも、誰にでも同じようにできるとは限りません。
強みを探すときには、
「自分がすごいと思うこと」
ではなく、
「周りからよく褒められること」
「なぜか自分は苦にならないこと」
「よく人から頼まれること」
にも注目してみてください。
強みは仕事をしながらさらに育っていく
学生時代に見つけた強みが、そのまま完成形というわけではありません。
社会人になると、新しい経験を通してさらに伸びていきます。
たとえば、アルバイトで身につけた接客経験が、お客様との信頼関係をつくる力になる。
部活動で培った継続力が、難しい仕事を覚えるときに役立つ。
サークルで経験した調整力が、チームで仕事を進める場面で活かされる。
学校生活で身につけた丁寧さが、ミスを防ぐ力につながる。
学生時代の経験と社会人の仕事は、一見するとまったく違うように見えるかもしれません。
ですが、その中で身につけた考え方や行動は、仕事のさまざまな場面で活かすことができます。
面接では「結果」だけでなく「行動」を伝えよう
就職活動の面接で学生時代の経験を話すとき、華やかな結果が必要だと思ってしまう人もいます。
しかし、大切なのは結果だけではありません。
どんな状況だったのか。
何を考えたのか。
どんな行動をしたのか。
その経験から何を学んだのか。
こうした部分を自分の言葉で伝えることが大切です。
たとえば、
「飲食店で3年間アルバイトをしました」
だけではなく、
「忙しい時間帯には、周囲を見ながら次に必要な作業を考えて動くことを意識しました」
と伝えると、その人がどのように仕事に向き合っていたのかが見えやすくなります。
特別な経験を探すよりも、自分が実際に経験したことを丁寧に振り返るほうが、自分らしさは伝わります。
会社も「完成された人」だけを探しているわけではありません
就職活動をしていると、
「もっとすごい経験をしている人がいる」
「自分にはアピールできるものがない」
と他の人と比べてしまうことがあります。
ですが、新卒採用では、すでに社会人として完成している人ばかりを求めているわけではありません。
これまでどんな経験をしてきたのか。
そこから何を学んだのか。
これからどう成長していきたいのか。
そうした部分も大切です。
私たちも、新しく仲間になる人の「今できること」だけを見るのではなく、その人らしい強みや、これから伸びていく可能性を大切にしたいと考えています。
得意なことは人それぞれです。
人と話すことが得意な人。
コツコツ取り組むことが得意な人。
周囲をよく見られる人。
慎重に確認できる人。
新しいことに挑戦するのが好きな人。
いろいろな強みを持つ人がいるからこそ、チームは強くなります。
まとめ
自分の強みは、特別な実績の中だけにあるものではありません。
アルバイトで続けてきたこと。
部活動で頑張ったこと。
サークルで人と関わった経験。
学校生活の中で自然にしていたこと。
その一つひとつを振り返ると、自分らしい強みが見えてきます。
「自分は何をしたか」だけではなく、
「そのとき、どう考えたか」
「どんな工夫をしたか」
「周りとどう関わったか」
を考えてみてください。
そこに、社会人になってからも活かせる力が隠れています。
そして、今見つけた強みは、入社後の経験によってさらに磨かれていきます。
就職活動中の皆さんには、他の人と比べて「自分には何もない」と考えるのではなく、まず自分自身の経験を大切にしてほしいと思います。
私たちも、一人ひとりが持っている違った強みを活かしながら、一緒に成長していける会社でありたいと考えています。
このブログをきっかけに、
「自分にも意外と強みがあるかもしれない」
と思っていただけたら嬉しいです。
全体の要点をまとめたミニ要約
強みは、特別な実績がなくても見つけられます。アルバイト、部活、サークル、学校生活の中で「どんな行動をしたか」「どんな工夫をしたか」を振り返ると、継続力、協調性、計画性、丁寧さなど、自分らしい強みが見えてきます。その強みは、社会人になってからさらに育てていくことができます。
有限会社ひまわり
住所:神奈川県横浜市都筑区中川1-20-1
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