仕事を始めたばかりの頃は、わからないことがたくさんあります。
「こんなことを聞いたら迷惑かな」
「前にも教えてもらった気がする」
「自分で考えない人だと思われたらどうしよう」
そんなふうに考えて、質問することをためらってしまう人もいるかもしれません。
ですが、仕事では「わからないことを確認する力」も、とても大切です。
わからないまま進めて大きなミスにつながるより、早めに確認したほうが良い場面はたくさんあります。
質問することは、仕事ができない証拠ではありません。
むしろ、自分のわからない部分を理解し、正しく仕事を進めようとしている姿勢とも言えます。
今回は、新人のうちから身につけておきたい「上手に質問するための7つのコツ」をご紹介します。
1.まずは自分で少し考えてみる
わからないことが出てきたら、何でもすぐに人へ聞けばよいというわけではありません。
まずは少しだけ、自分で確認してみましょう。
以前取ったメモを見る。
会社の資料を確認する。
マニュアルを読む。
似た仕事をしたときのことを思い出す。
それでもわからなければ質問する。
この習慣をつけることで、自分で解決できることも少しずつ増えていきます。
また、質問するときにも、
「メモを確認したのですが、ここだけわかりませんでした」
と伝えることができます。
自分で一度考えたことが伝われば、先輩も答えやすくなります。
2.「何がわからないか」を整理してから聞く
質問するときに、
「全部わかりません」
と伝えるだけでは、相手もどこから説明すればよいのかわかりにくいものです。
そこで、
「ここまでは理解できました」
「この部分だけ判断がつきません」
と、わからない場所を整理してみてください。
たとえば、
「資料の作り方はわかったのですが、完成後に誰へ確認をお願いするのかわかりません」
と伝えると、質問の内容が明確になります。
質問を整理することは、自分自身の理解を整理することにもつながります。
「自分は何がわかっていて、何がわかっていないのか」
を考えるだけでも、仕事への理解は深まります。
3.自分の考えも一緒に伝える
少し仕事に慣れてきたら、自分の考えを添えて質問してみるのもおすすめです。
たとえば、
「私は○○の方法で進めようと思っているのですが、合っていますか?」
「AとBの方法があると思うのですが、今回はAで良いでしょうか?」
という聞き方です。
こうすると、単に答えを教えてもらうだけではなく、自分の考え方が合っているかも確認できます。
もし考え方が違っていたとしても、
「なぜ違うのか」
を教えてもらうことで、次に似た場面が出たときに自分で判断しやすくなります。
新人のうちは、正解を出すことよりも、考える習慣をつけることが大切です。
4.質問するタイミングも少し意識する
仕事では、質問の内容だけでなくタイミングも大切です。
先輩が電話中だったり、急ぎの対応をしていたりするときに、すぐ答えてもらうのが難しい場合もあります。
そんなときは、
「お時間のあるときに一つ確認してもよろしいでしょうか」
と声を掛けてみると良いでしょう。
ただし、すぐに確認しなければ仕事が止まることや、ミスにつながる可能性があることなら、遠慮しすぎる必要はありません。
「急ぎで確認したいことがあります」
と伝えれば大丈夫です。
相手の状況を見ながら質問できるようになることも、社会人として少しずつ身につけていきたい力です。
5.教えてもらったことはメモする
質問して答えを教えてもらったら、できるだけメモを残しておきましょう。
仕事の手順。
注意するところ。
判断するときのポイント。
次回はどうすればよいか。
こうした内容を自分の言葉で記録しておくと、同じ場面で役立ちます。
そして、同じことを再び質問しそうになったら、まずそのメモを見返してみてください。
質問すること自体は悪いことではありません。
ただ、教えてもらったことを次に活かそうとする姿勢も大切です。
メモが増えていくと、それは少しずつ自分専用の仕事の教科書になっていきます。
6.わかったつもりのときこそ確認する
先輩から説明を受けたとき、
「わかりました」
と答えたものの、実際に仕事を始めたらよくわからなかった。
そんな経験もあるかもしれません。
説明を聞いているときは理解したつもりでも、自分でやってみると疑問が出てくることがあります。
そんなときは、遠慮せずにもう一度確認してください。
「先ほど教えていただいた内容なのですが、実際にやってみたらこの部分で迷いました」
と伝えれば大丈夫です。
一度聞いたから二度と聞いてはいけない、ということではありません。
仕事を正しく理解するために必要な確認なら、聞くことが大切です。
7.質問したあとは「ありがとうございます」を忘れない
質問に答えてもらったら、
「ありがとうございます」
と伝えることも大切です。
先輩も、自分の仕事を進めながら時間を使って教えてくれています。
だからこそ、
「教えていただいてありがとうございます」
「これで進められそうです」
と一言伝えてみてください。
そして、教えてもらった内容を次の仕事に活かすことが、一番のお礼になります。
後日、
「先日教えていただいた方法でできました」
と伝えられれば、教えた側も嬉しいものです。
質問することは「仕事を止めないための力」
新人の頃は、
「質問すると相手の時間を取ってしまう」
と気にしすぎることがあります。
もちろん、相手への配慮は大切です。
ですが、必要な質問をせずに仕事が止まったり、間違った方向へ進んだりするほうが、結果的に時間がかかることもあります。
質問には、
仕事を正しく進める。
ミスを防ぐ。
理解を深める。
次回自分で判断できるようにする。
という役割があります。
つまり、「わからない」と言えることも仕事を進める力の一つです。
「聞きやすい職場」であることも大切
新人が質問できるかどうかは、本人の姿勢だけで決まるものではありません。
職場の雰囲気も大きく関係します。
「何でも聞いてね」と声を掛けてもらえる。
忙しそうなときでも、あとで時間をつくってもらえる。
質問したことを責められるのではなく、一緒に考えてもらえる。
こうした環境があると、新人は安心して仕事を覚えることができます。
会社選びをしている学生さんにも、ぜひ、
「新人が質問しやすい環境なのか」
という部分を見てほしいと思います。
会社説明会や座談会では、
「新入社員がわからないことを相談するときは、どのような環境がありますか?」
と聞いてみるのも良いでしょう。
先輩にとっても質問は嬉しいことがある
質問される側からすると、
「ちゃんと理解しようとしてくれているんだな」
と感じることがあります。
また、新人から質問されることで、
「この説明はわかりにくかったかもしれない」
「マニュアルを見直したほうがいいかもしれない」
と気づくこともあります。
新人の疑問が、職場全体の改善につながる場合もあるのです。
だからこそ、
「新人だから黙っていなければ」
と思う必要はありません。
素直な疑問や気づきを伝えることも、チームの一員として大切なことです。
私たちが大切にしたい「聞ける環境」
私たちも、新しく仲間になる人には、わからないことを一人で抱え込んでほしくないと考えています。
最初から何でもわかる人はいません。
仕事を覚える過程では、
「これはどういう意味ですか?」
「この進め方で合っていますか?」
という疑問が出て当然です。
質問する側も、教える側も、お互いにコミュニケーションを取りながら成長していく。
そんな職場でありたいと思っています。
そして、最初は質問することが多かった人が、数年後には後輩から質問される立場になる。
そのときに、
「自分も新人の頃、同じことがわからなかったな」
と思いながら優しく教えられる人になってもらえたら嬉しいです。
まとめ
仕事で「わからない」と言うことは、決して恥ずかしいことではありません。
大切なのは、質問の仕方です。
まず自分で少し考えてみる。
何がわからないのか整理する。
自分の考えも伝えてみる。
質問するタイミングを意識する。
教えてもらったことをメモする。
わかったつもりにせず確認する。
そして、感謝を伝える。
この7つを意識することで、質問はただ答えを聞くためのものではなく、自分が成長するための大切な機会になります。
社会人になったからといって、すべてを一人で解決する必要はありません。
困ったときには人に聞く。
教えてもらったら次に活かす。
そして少しずつ、自分で判断できることを増やしていく。
それが成長です。
就職活動中の皆さんも、会社を見るときには、仕事内容や条件だけではなく、
「新人が安心して質問できそうか」
「先輩がどんなふうに仕事を教えているか」
にもぜひ注目してみてください。
「わからない」と素直に言える環境は、人が成長していくうえでとても大切です。
私たちも、安心して質問でき、教え合い、みんなで成長できる会社でありたいと思っています。
全体の要点をまとめたミニ要約
「わからない」と言えることは、仕事を正しく進めるための大切な力です。質問する前に少し自分で考え、わからない部分を整理し、自分の考えも添えて聞くことで、理解が深まりやすくなります。新人が安心して質問できる環境も、成長する会社にとって大切なポイントです。
有限会社ひまわり
住所:神奈川県横浜市都筑区中川1-20-1
サファーレ中川2F-B
電話番号:045-479-6123
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