面接の最後に、
「何か質問はありますか?」
と聞かれて、急に困ってしまった経験はありませんか。
「何を聞けばいいんだろう」
「質問しないと印象が悪いのかな」
「変なことを聞いてしまったらどうしよう」
そんな不安を感じる人も多いと思います。
いわゆる「逆質問」は、無理に自分を良く見せるための時間ではありません。
むしろ、自分がその会社について知りたいことを確認する大切な機会です。
企業も学生を知ろうとしていますが、学生の皆さんも企業を知る必要があります。
今回は、面接の最後に聞いてみたい「会社を知るための逆質問」を7つご紹介します。
1.「入社1年目の社員は、どのような仕事から担当することが多いですか?」
入社後の働き方を知りたいときに、おすすめの質問です。
求人票や採用ページには仕事内容が書かれていますが、新入社員が実際にどんな仕事から始めるのかまでは、わからないこともあります。
そこで、
「入社1年目の社員は、どのような仕事から担当することが多いですか?」
と聞いてみると、入社後のイメージがより具体的になります。
最初は先輩について仕事を覚えるのか。
研修後すぐに実務に入るのか。
どのくらいの時期から一人で仕事を任されるのか。
こうしたことがわかると、自分が働いている姿も想像しやすくなります。
2.「新人が仕事で困ったときは、どのように相談していますか?」
新入社員にとって、相談しやすい環境かどうかはとても大切です。
仕事を始めれば、必ずわからないことが出てきます。
そんなときに、
誰に相談すればよいのか。
どんなふうに先輩から教えてもらえるのか。
周囲に質問しやすい雰囲気があるのか。
こうしたことを知っておくと安心できます。
「研修制度はありますか?」という質問だけでなく、
「実際の仕事で困ったときには、どのように相談することが多いですか?」
と聞くことで、日常の職場の様子も少し見えてくるかもしれません。
3.「若手社員が成長したと感じるのは、どんな場面ですか?」
入社後の成長について知りたい人におすすめの質問です。
会社によって、新人の育て方や若手社員に任せる仕事はさまざまです。
少しずつ仕事を任せていく会社。
まずは基礎をしっかり覚えることを大切にする会社。
早い段階から新しいことに挑戦する機会がある会社。
どれが正解というわけではありません。
大切なのは、自分がその環境で成長していけそうかどうかです。
「若手社員の方が成長したと感じるのは、どんな瞬間ですか?」
と聞いてみると、その会社がどのように社員の成長を見ているのかもわかります。
4.「皆さんはどんなときに仕事のやりがいを感じますか?」
会社案内を見ると、事業内容や仕事内容については知ることができます。
ですが、
「実際に働いている人がどんなことを嬉しいと感じるのか」
までは、なかなかわかりません。
そんなときにおすすめなのが、
「仕事をしていて、どんなときにやりがいを感じますか?」
という質問です。
お客様から感謝されたとき。
大きな仕事をやりきったとき。
チームで目標を達成したとき。
後輩が成長したとき。
社員によってさまざまな答えが返ってくると思います。
その答えを聞くことで、自分も同じことにやりがいを感じられそうか考えることができます。
5.「社員同士では、普段どのようにコミュニケーションを取っていますか?」
就職活動では、
「職場の雰囲気が良い会社で働きたい」
と思う人も多いでしょう。
しかし、単純に、
「人間関係は良いですか?」
と聞いても、具体的な様子はわかりにくいものです。
そこで、
「社員同士では、普段どのように仕事の相談をしていますか?」
「チームで情報共有する機会はありますか?」
といった聞き方をしてみるのがおすすめです。
回答の内容から、社員同士の距離感や仕事の進め方を知るヒントが得られます。
また、答えている面接官の表情や話し方にも注目してみると、その会社の雰囲気が少し感じられることがあります。
6.「入社前に身につけておくと良いことはありますか?」
内定後や入社後のことまで考えたい人にとって、役立つ質問です。
たとえば、
パソコンの基本操作。
業界についての知識。
資格の勉強。
生活リズム。
コミュニケーション。
会社によって、入社前に準備しておくと良いことは違います。
ただし、この質問をしたからといって、
「入社する前に完璧にしなければ」
と考える必要はありません。
会社側がどんな準備を大切にしているのかを知ることで、入社までの時間を有効に使いやすくなります。
7.「○○さんがこの会社で働き続けている理由を教えていただけますか?」
面接官自身の話を聞いてみるのも、おすすめです。
たとえば、
「○○さんが、この会社で働いていて良かったと感じるところはどんなところですか?」
「長く働いている中で、会社の好きなところはありますか?」
という質問です。
ホームページや求人情報ではなく、実際に働いている人の言葉を聞くことができます。
仕事内容。
人間関係。
会社の文化。
成長できる環境。
お客様との関係。
答えは人それぞれだと思います。
だからこそ、その人自身の言葉を聞くことで、会社のリアルな部分を知ることができます。
逆質問は「評価されるため」だけにするものではありません
逆質問について調べると、
「好印象を与える質問」
「評価される逆質問」
といった情報を見かけることがあります。
もちろん、丁寧に質問することは大切です。
ですが、相手からどう見られるかだけを考えて質問を作る必要はありません。
大切なのは、自分が本当に知りたいことを聞くことです。
働き方が気になる。
新人教育について知りたい。
職場の雰囲気を知りたい。
若手社員の活躍について聞きたい。
自分が気になっていることを質問することで、入社後のミスマッチを減らすことにもつながります。
ホームページに書いてあることは一歩深く聞いてみよう
逆質問をするときに少し意識したいのが、事前に調べればすぐわかる情報をそのまま聞かないことです。
たとえば、会社のホームページに研修制度について説明がある場合、
「研修制度はありますか?」
と聞くよりも、
「ホームページで○○という研修制度を拝見しました。実際には、どのような形で仕事に活かされていますか?」
と聞いてみると良いでしょう。
事前に会社について調べたうえで、さらに詳しく知ろうとしていることが伝わります。
そして何より、自分自身もより具体的な情報を得ることができます。
質問は1つでも大丈夫
「逆質問は何個準備すればいいですか?」
と悩む人もいるかもしれません。
たくさん用意する必要はありません。
自分が本当に聞きたいことを、いくつか考えておけば十分です。
面接の中ですでに説明された場合には、
「先ほどのお話で疑問が解消されました」
と伝えても構いません。
無理に質問を増やすよりも、相手の話をしっかり聞くことのほうが大切です。
面接は企業と学生がお互いを知る時間
就職活動では、
「面接官からどう評価されるか」
に意識が向きやすいと思います。
ですが、面接は企業だけが判断する場ではありません。
皆さんにとっても、
「この会社で働きたいか」
「この人たちと一緒に仕事をしたいか」
を考える時間です。
質問に丁寧に答えてくれるか。
学生の疑問に向き合ってくれるか。
どんな考え方を持った人が働いているのか。
そうした部分も、ぜひ見てみてください。
まとめ
面接の最後に、
「何か質問はありますか?」
と聞かれても、焦る必要はありません。
逆質問は、自分を良く見せるためだけのものではなく、会社について知るための大切な時間です。
今回ご紹介したのは、
「入社1年目はどんな仕事をするのか」
「困ったときはどう相談するのか」
「若手社員はどう成長しているのか」
「仕事のやりがいは何か」
「社員同士はどのように関わっているのか」
「入社前に準備しておくことは何か」
「実際に働いている人が会社のどこに魅力を感じているのか」
という7つの質問です。
全部聞く必要はありません。
自分が本当に気になったものを選んでみてください。
私たちも、学生の皆さんから質問をしてもらえることは嬉しいことだと考えています。
仕事についてでも、会社についてでも、職場の雰囲気についてでも構いません。
「ここで働くとしたら、どうなんだろう?」
と思ったことを、ぜひ聞いてみてください。
面接は、企業と学生がお互いを知るための時間です。
質問を通して会社について理解を深め、
「ここで働いてみたい」
「この人たちと一緒に仕事をしてみたい」
と思える会社に出会っていただけたら嬉しいです。
全体の要点をまとめたミニ要約
逆質問は、面接で良く見られるためだけのものではありません。入社後の仕事、新人教育、職場の雰囲気、若手社員の成長、仕事のやりがいなど、自分が本当に知りたいことを質問する時間です。面接を「企業と学生がお互いを知る時間」と考え、自分に合う会社かどうかを確かめる機会として活用してみましょう。
有限会社ひまわり
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